第6回菰野ヒルクライムチャレンジin鈴鹿スカイライン個人&TTT優勝


田中です

ご無沙汰しております。
乗鞍以来の投稿となりますが、3/25に菰野ヒルクライムに参加してきましたので、レポート投稿します。

菰野HCには4年連続で参加。競技を志して最初に参加したレースということもあり、思い入れもあります。今回は初めてチーム戦に参加し、最高のチームワークで2位に5分差半をつける快勝が出来ました。

久々に記事を書くので発散気味の内容ですが、思考が新鮮なうちに今オフとレース等、駆け足で振り返ってみました。宜しかったらご一読ください。

・オフシーズン
今回のオフシーズンも序盤は好き放題し、体重は瞬間風速で69kg(+14kg)。
練習は継続するも身が入らず、重い身体と低下した力と相まって、夏頃の姿は見る影もなくなっていました。

パフォーマンスが下限となった頃に開催した小浜ライド(詳細は兼松さんブログ)では、何時以来かの一日中やられっぱなし(-_-;)でも昨年一番楽しかった一日で、自転車の楽しさが凝縮された最高のライドでした。

何故小浜ネタ?と言うと、実はこの記事を書いている翌日、親方、桐P、栽培おじさん、雑賀さん、まえてぃー 等、愉快な仲間達と小浜巡業するので、めっちゃワクワクしているからです^^

今回の帰省で菰野参加はおまけ、本当の目的は小浜巡業です!ブログの投稿は監督にお任せしているので、きっと記事が上がる頃に私は消し炭になっているのでしょう。

京都⇒小浜は個人的ベストコースなので、行かれたことない方は是非一度走ってみてください。

冒頭から脱線しましたが、今オフも様々な方と走ったり、登山したり、宴会したり、充実した日々を送ることが出来たので、仲間達に感謝です。大体の願望を叶えたので、充電は完了しました。

今シーズンを意識して練習を始めたのは11月頃から。練習内容について、当初は弱点強化と考えましたが、やはり今年も登坂力強化(≒FTP強化)を重視。私が飽きもせず練習に打ち込む根底には、何処まで速くなれるのかを知りたい欲求があるからです。

スプリント力やテクニック等の要素を鍛えるのはレースを勝つ上で非常に重要です。
ですが、私の関心が強いのは峠を何分で上ったや、何W出せたという個人との戦いの部分にあります。競技ではなく探究することが好きなのです。

そしてずっと心に残るのは、年始に参加した巡業にて親方に言われた「俺は楽しい事しかしてへん!」という一言。その言葉がとても印象的で、趣味なんやから楽しいようにやるんが正解やな、と肩の力が抜けました。

昨年の乗鞍をもって挑戦も終わり、今は延長戦として、好きなことに注力しています。
勝つための練習をしていないので、乗鞍で敗れても悔いる資格はないですし、寧ろ勝てると思いません。再び乗鞍を目指したいと思うのが今のモチベーションです。

練習量としては大体1000TSS/週ほどの乗り込みを5か月ほど継続。一向に疲れないのでレスト週は一度もなかったです。乗った分強くなるのが自転車なので、フィジカルレベルは昨年よりも向上し、極寒で体も緩い中峠のタイムは出ていたので、春になりタイムが伸びる頃にどこまで記録を伸ばせるか胸が弾みます。

・機材
愛用していたEmonda SLRを事故で破損させてしまったので機材を新調。と言っても気に入った機材だったこと、速やかに復帰したかったことを理由に、再びEmondaを選びました。

俊介が2本(奴はその他Dogma F10やS-works tarmac×2本等所有する機材オタク笑) 
持っていたので1本譲ってもらい、細野店長のご尽力によりあっという間に復帰。走りに何ら変化はないですが、H1フィットとなり見た目のカッコよさは格段にアップです!


今年の目標は愛車をシクロワイアードに載せること。そのためには富士ヒル入賞ですが、今年はメンバーが豪華と噂なので、あのコースが苦手な私には厳しい戦いとなるでしょう。

・レースまで
TTTに出ようとなったのは昨年表彰時のこと。

3年間菰野の男子Aクラスで争ってきた俊介と森田君、私ですが、今年からはカテゴリーが変わります。折角参加するなら一緒に走った方がおもろいと言うことで、TTTでの参加を決めました。あと1名は昨年彗星の如く現れ、様々なレースで優勝入賞し、今年からはJPTで走るオールラウンダーのきょうしろう。国内ホビーで我々に勝るチームを組むのは不可能と思える面子を揃えたので、トラブルさえなければ確勝だと考えていました。


今年前半はG.Wに体を仕上げるつもりで調整しているので、体は絞らず、レース当週も800TSSほど乗り込み。レコード更新や皆に勝つといった願望も無く、今回は折角の精鋭でのTTTということもあり、20分までは綺麗にローテ、『節度と思いやり』をテーマに走る作戦としました。

・レース当日
起床時体重は59.8kg……昨年より約4kg↑。
考えても無駄なのでパンなど沢山頬張ってさっと着替えて4時に出発、会場へは5時頃到着。

受付を済ませ、チーム員で一度顔合わせした後、準備などするため一度解散。車に戻ろうとすると前方にトイレ探索中の山神様を発見し、エスコトートがてら少し雑談を。

全力で29分を狙いに行くわと、この時期は神ではなくホンマに普通のおっさんです笑
矢部さんも宣言通りヒム69たちと次走で来ていて完全にサイクリングおじさん(^_^.)

菰野は毎年乗鞍上位陣が多数参加しますが、冬眠から目覚めて顔合わせ的な位置付けなので、強豪選手は誰しも緊張感なく、皆肌艶よく体もふっくらしています。昨年まではガチガチに調整して臨んでいた私も、今年は緩い体と気持ちで当日を迎えました。心に余裕を持てるようになったのは、成長したのか、おっさんになったのか。

レースも近くなりアップをと思いますが、開始まであまり時間がなかったことと、寒かったことで面倒になり、周辺の道で適当にL5 30秒位を2,3回くらい踏んだのみ。私以外のチーム員が移動時間の1分前まで誰も現れずやきもきしましたが、無事に揃ってスタート地点へ。

・レース本番
作戦は前述の通り20分までは上げずに綺麗に回すこと。一人は好き放題走っても問題ないので森田君にぶっ飛んでええよと言いましたが、彼もローテしてくれることとなり、一度はやってみたかった共闘作戦が実現。


最初は私から入り、大体320~330W位のペースで皆を先導します。ここからは特に書くことが無いほど皆丁寧に走り、所々励まし合ったりしつつ、どんどんとレースが進み気付けば15分経過。この辺りで少しきょうしろうが苦しくなっている様子であったので、背中を叩いて頑張りを労った後、後方で休むように助言。

その後は3人でローテしてこのまま最後まで行くのかな?と思っていたらしゅんすけが20分経ったし後は好きにしていいよ、と要らんことを(笑)案の定森田君が上げ、攻撃されると黙ってられないのが自転車乗りの性。ここまではゆったり走っていたので脚も余っており、問題なく合わせます。

何度かローテし、残り500m位でもう少し上げると後ろと距離が開いたので、そのままペースを維持してゴール!パワーは327Wで昨年よりもダメ(昨年は329W-5.9倍)な結果なのですが、タイムは24分35秒で自己ベストを20秒近く更新。平均勾配8%でも協力すればここまで速く走れるのだなと、想像以上の集団効果に驚きました。

今までHCでは個人の戦いばかりでしたが、今日は頼もしい仲間達と協力し合いながら走れ、嬉しさを分かち合うのはこんなに楽しくて素晴らしいんかと感動しました。
森田君、しゅんすけ、きょうしろう、ホンマにありがとう!また来年も頑張ろう(*^^)v


・レース後
3位の俊介までが24分台で従来のレコードを更新する記録。4位のきょうしろうも25分ちょうど位で圧倒的な内容。結果は見ずして優勝を確信します。

頂上で待機していると続々と知人が上ってきます。中でも梅ぴょんは25分半位で堂々男子A優勝し、私達の抜けた後釜をしっかり埋めてくれました。彼は昨年から乗鞍年代別優勝したりですでに強かったですが、年末の大正池決戦や先日の高野山ライドでも目を見張る走りをしていたので、今年は大化けする気がします。年齢も二十歳くらいで若く、きっと私達オッサンたちを淘汰する存在になっていくのでしょう。まだまだ負けんけどな!


高野山と言えば高野山2位で普通に生きてたら2000km走ってしまう鳥飼さんは清宮さんと接戦の末優勝!こちらも今年はめちゃくちゃ強いので戦慄します。(年代別しか出ん宣言してますが笑)清宮さんは顔がふっくらで全くHC出来そうにない身体なのに25分台とやはり規格外・・・。矢部さんやヒム69チームは30分とサイクリングを楽しんだ様子^^

下山後リザルトを確認すると2位とは5分差で優勝!総合1~4位を独占する圧倒的な勝利でした。そんなメンバーで勝ってうれしいの?と何度か質問を受けましたが、今までのどの優勝よりも嬉しかったです。


表彰を済ませ梅ぴょんと69に副賞を授与した後、知人達に一通り挨拶を済ませ、2部練をすべく足早に帰宅。練習中に自走帰宅中の矢部さん御一行(69はメカトラで別行動でしたが)と鉢合わせするサプライズなどありつつ、L2~L3位で70kmほど走り、明日の小浜に向けてしっかりと足を解しておきました。さて明日はどうなることやら。


・今後
今年の実質シーズン初戦は八ヶ岳から。
残り1か月を切っているので、そろそろ仕上げていこうと思います。
その後は日光白根、大峰、富士、富士国際、美ヶ原、裏乗鞍、乗鞍、大台ケ原、高梁など色々物色中。全部で5レース位を目途に。

ターゲットレースは決めず、出るレース出るレースを一生懸命楽しみます。と言いながら、乗鞍前にはカリカリに仕上げてる光景が浮かんだりもします(*^^)v

初戦の八ヶ岳は昨年に引き続きホセ選手と田窪選手がゲストライダーとして参加することが決まっています。

昨年は優勝したものの、ホセ選手には完敗でした。(だから優勝ではない!)
ホビーしか走らない私にとって圧倒的強者と闘う機会は貴重ですし、単純にもう一度走ってみたい気持ちがあるので、参加を決めました。ライバル達は伊吹に流れたので注目すべきはプロ選手2名ですが、俊介はちょっと怖いかも(^^)?です。

そして何より楽しみなG.Wが目前。
ひっそり企画を進めている高野山ライドに山神様も御声掛けしたので、ほぼ乗鞍と言えるメンバーと走れそうでワクワクしてきました。ひたすら峠TTやライドを楽しむ予定なので、皆様よろしくお願いします。おもろいイベントあればお誘いください!

楽しむこと、それを大切にして今年は頑張ります。

では。

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